●外型作り
鋳造する原型を、紙土と呼ばれる粘土に和紙の繊維をまんべんなくまぶした土でおおい、その上に川砂と山砂と粘土を混合した真土の粗いもので覆います。
また、複雑な個所は、小さな型を作り組み合わせる。
●中子作り
型取りした外型の内面に金属の厚みなる均一に伸ばした粘土をはり、その内側に真土を詰め中子を作ります。
●鋳型合わせ
外型に中子型や細かな割型を収め、型が分離しないよう補強します。
●鋳型の焼成
鋳型を950℃前後で6〜9時間型を焼きます。型を焼くのは、ガスの発生を防ぐのと良質な製品を完成させるためです。
●鋳造
焼成した型が、約400℃程まで冷えた時に溶けた金属を流し込み鋳造が完了します。
●仕上
数百種類のタガネや銑を用い、金属面の仕上げを行うもので、原型の雰囲気や特徴を理解し原型に忠実に仕上げることが重要であり、顔面の仕上げなどは熟練した技が必要とされます。
着色
伝統的な着色技術を用い、青銅色に仕上げていきます。