●中子作り
花器の形状に合わせた金型をつくり、心棒に縄を巻き付けた上に柔らかい土を着けながら回転させ中子を作ります。
●地張り
乾燥させた中子の表面に、板状に延した蝋を焼きゴテを使い均一に張詰めます。
この厚みが金属の厚みになります。
●蝋造形
蜜蝋と松脂をよく練った造形蝋を作り、模様を作り上げていきます。
優れた造形力と熟練した技が必要とされます。
●鋳型作り(肌土)
一層目は、篩いにかけた細かい肌土を筆等を用い細部に注意しながら全体を覆います。
●鋳型作り(粗真土)
紙土、中真土を着けたあと、型を補強する鉄金を取り付け粗土で覆います。
●焼成・脱蝋
完成した鋳型を850℃〜900℃で焼き、蝋を流し出します。
●鋳湯
蝋を流し出した後、蝋が流れ出た隙間に鋳型が熱いうちに鋳湯します。
型をバラシ、仕上げを施した後、伝統的な着色方法で色着けをし完成します。